どうも。つじけ(tsujikenzo)です。社内から「社長が作ったバーコードってどんな仕様になってるんですか?」という質問を受けましたので、このシリーズでは社内マニュアルがてら「在庫管理バーコード」について書き留めていきたいと思います。
夢のRFIDタグ
いきなりですが、弊社では紙のバーコードを使って在庫管理してますが、ファーストリテイリングさんがRFIDタグを導入して無人レジを実現しているのは皆さんもご存知だと思います。
中小企業にもRFIDタグを導入できないのか私は以前から(ユニクロ導入は2018年くらいでした?覚えてませんが)検討してましたが、なかなか単価が下がらないでヤキモキしてます。。。やはり1枚数円レベルにならないと中小企業での導入は厳しいですね。
なので今回は泣く泣く紙バーコードで管理してるお話です。「紙と格安リーダーでも実現できてるからまいっか」という話でもあります。

在庫管理バーコードとは
弊社は食品の卸売販売も行っているので、在庫管理も大事な業務です。社内の在庫管理で使用しているバーコードは、Excelに入力された値を元にプリンターで発行しています。
- バーコード本体(CODE39※1)
- スタート/ストップキャラクタを含むテキスト
- 商品名
- 賞味期限
- 入庫日
※1 数字(0~9)記号(-,スペース,$,/,+,%,.)アルファベット(A~Z)スタート,ストップコード(*)桁数は可変
リーダー
有線タイプからスタートしましたが、色々使い方も分かってきて(特に難しいことはないんですが)結局このようなハンディタイプに落ち着いてます。
早いし、バッテリーももつし、誤読み込みなどもないので重宝してます。
業務フロー
商品が入庫されてどういう流れで在庫されて、棚卸されて、出庫されるのかという流れについては、ちょうどノンプロ研でもbpm部(Business Process Modeling)というのが立ち上がったで、そちらで業務フローの確認の仕方とかツール選びなどを学んだらアウトプットしようと思います。
必要なテーブル・レポート
在庫表・・・・・・・・現時点で在庫している商品のデータベース
入庫予定リスト・・・・各社から送られてくる納品書を元に作成する
バーコード発行アプリ・バーコードを発行するExcel
出庫表・・・・・・・・在庫表から出庫商品のレコードを抽出したもの
棚卸表・・・・・・・・バーコードリーダーが読み込んだデータ
業務の流れと使用データ
業務の流れ |
必要なレポート |
空の[在庫表]からスタート | (実際には前期棚卸がありますので空ではありません) |
[入庫予定リスト]作成 | 各社からの納品書など |
入庫/検品 | [入庫予定表]入庫商品の数や内容の突合 |
バーコード発行 | [バーコード発行アプリ] |
[在庫表]に新規レコードの追加 | [在庫表]、[入庫予定表] |
入庫商品棚卸 | [棚卸表]入庫商品の数や内容が合ってるか |
出庫 | [出庫表]作成 |
出庫検品 | [出庫表]、紙のバーコード、出庫商品の数や内容の突合 |
棚卸 | [棚卸表] |
バーコードの中身
弊社で運用してるバーコードは以下のような値の組み合わせになってます。
食料品を扱っている為、賞味期限を桁数に追加しているのが少し特徴的ですが、同じ納品書番号で賞味期限の違う商品を区別して在庫したい為に設定しています。
逆に言うと、商品IDも納品書番号も賞味期限も同じ商品は同一のバーコードを持ちますので、「商品1つに対してユニークなバーコードを持つわけではない。」というのが特徴かもしれません。
データベースの要件定義で少し難しいところだと思いますが(私も勉強中です💦)、車のように1台につきユニークな管理番号を振った方がいい場合と、アパレルや部品メーカーのように、ロットやユニットで管理した方が効率が良い場合もありますので、業種や取り扱い商品によってどんなデータベースが適しているのかは、私も非常に興味深い分野です。
来年は是非SKU(Stock Keeping Unit)などの勉強も改めてやりたいと思ってます。
まとめ
さて、以上で「在庫管理バーコード」についてお話を始めました。私が昔作ったツール(バーコード)はどうなっていたかという振り返りの内容になりました。
これらはExcelとプリンターとバーコードリーダーで問題なく業務できていますが、まだまだ手作業が多く、最新テクノロジーと照らし合わせて更なる自動化や業務改善ができる分野だと思っています。
テーマが広くなりすぎるかもしれないので、次回以降は「現場棚卸とデータベースの突合作業」についてお届けしたいと思います。
このシリーズの目次
- [DB]在庫管理バーコード Stock1
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